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犬と猫と人間と

「いつか無くなるものを求めちゃいかんのだよ。

無くなるものは、求めるためではなく、

そいつで遊ぶために、この世にあるんだからな」



~『セフティ・マッチの金の言葉』より~

 

久しぶりに大好きな糸井さんの【ほぼ日刊イトイ新聞】をのぞいてみたら。。。
もうご覧になられた方も多いかと思います犬と猫と人間と』の映画が
取り上げてられていたのを知ってうれしくなったので、以下抜粋してみました

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うーん、あのさ、
子どものときって、やっぱり
感情的だし、無責任だよね。
「犬を飼ってよ、飼ってよ」とか、
「ぼくが面倒見るよ」とか、
きっとみんな、言ったことあるんだよね

そこで、大人は必ず、
「そんなこと言ってても ぜったい面倒見られないんだから」
と言うんです。
そして、実際は、
大人の言うことが正しいのです。

だけど結局のところ、
人間は大人になっても、「子どもの部分」があると思うんです。
だから、
「キャー、かわいい。飼ってみたい」
という気持ちは、大人にもあります。
そして、どうしていいかわかんなくなって捨てちゃうという、
小学生がやっちゃうようなことを、
大人もやるのです。

そこでね、ぼくがこの映画を観て思ったのは、
「オレはいつ大人になったんだ?」ってことなんですよ。
犬や猫のことを考えるのは、
きっと、人間を考えることより、少しだけシンプルなんだ。
でも、ほんとうは、この映画は
「オレは人間を考えてるんだよ」ってことなのかもしれない。
この入口から入っていくと、
いろいろわかるんじゃないかな?

昔はやっぱり、
犬猫のことを考える前に、
人間が生きるほうが大変だったといわれてるから、
より弱いものが粗末にされていたよね。
自分が幸せじゃないほうがいいのか、
といったら、そんなことはない。

この映画は、
答えが出ないタイプのことを含んでるんだけど、
答えが出ることも含んでます、という気がします。
まずは、捨てないことだよね。
最初に夢と希望ありきではじまってたら、
それに合わない現実に対して
もっと怒る映画になっていただろうと思います。

だけど、この映画は、
「どうしたものかね」
という感じではじまったから、ありがたかったです。
それに、徹底的に優しいです。
自分と近い気持ちなんだということが、
悲しいとか辛いとかはあるけど暗くならない
大きなポイントだったと思います。
映画観て、笑ったりもしたもんね。

‥‥なんだろう?

この映画に出てきた人たちに
共通する部分がある気がします。
つまり、みんな、
考え方を言ってるんじゃなくて、
実際にやってるんだ、ということなのかな?

うん。現実に向き合ってる。
そういう人たちが次々と、犬と猫の世界をめぐって登場してきた。
そこにすごく引き込まれていきました。
犬や猫を見る視線が、人間を見る視線と同じで、
「どうすることもできないかもしれないけど、何かできるかもしれないじゃない?」
という感じが表現されていると思います。
だから、ぼくらも、
これを観たから立ち上がろう!
ということではないんだけど、
まず、自分の周りにいるものは、ということは考えますよね。
そして、自分の周りにいるものを
ちょっとずつ広くしていくと。。。

でもなぁ、いまって、
何でも捨てられるもんね。


この問題って、複雑にしないで、
子どもと大人のことを考えるように
とらえてみるといいかもしれない。


映画制作を頼んだおばあさんの知り合いの獣医さんが、

「人間がまず豊かでないと、動物の面倒を見られない」
とおっしゃってました。

だから、動物のことを考えるには、
まず、人間のことを豊かにしないといけない。
だから、みんなを
おおげさに驚かせたり
「そういうのこそ大事よね」と言ったり
するんじゃなくて、
もっとゼロの位置でぼくらは何かをすすめたいよね。


どんなに経済的に豊かになっても、
いつも家にいる状況になっても、
だめなものはだめなんだよなぁ。
決定的に「添い遂げる力」がないとだめなんだ。

うん。動物から教えられることは、ほんとうに多いと思います。
ぼくにもその感謝はある。ずいぶん教えられてるよ。
ぼくは、わりと平らに彼らのことを見ているんじゃないかと思います。
これは、子どものときにはできないんじゃないのかな。

「言葉の幹と根は沈黙だ」

あれを聞いてから、また動物のことがおもしろくなった。
動物は、言葉を話さないけど、ぜんぶ、入ってるよね。
‥‥もしかしたらこの映画も、
サイレントでも、観られたんじゃないかな?


だけど‥‥飼いたいよね。
子どものときのほうが
動物を飼いたいんだよね、ほんとうはね。。。
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Commented by もも at 2011-02-25 19:55 x
元の記事も読ませて頂きました。考えさせられました。
添い遂げる力。処分することについて責められる側の、少ない言葉のほうに、(自分の考えを鍛え、想いを伝えようとする)力がある。そして何より、言葉でなく「沈黙」から力を発する動物たち。今できること。身近に動物がいるのならば、難しい理屈を全て取っ払って、ただひたすらに、そのこを「愛し遂げる」ことが、自分にできることなんだと、改めて感じました。あたりまえのことなんですけどね。
Commented by motherearthh at 2011-02-26 13:53
なんでも難しくするのではなく、いかにシンプルに、物事は考え、進めていくかですよね。ことばも同じだと感じています。
安心したいし、安全を確保したいんでしょうね、生き物すべては。
by motherearthh | 2011-02-25 12:40 | 動物愛護 | Comments(2)